産後のママのことを理解するためにプレパパ・新米パパに読んでもらいたい本3選



ももこ(@momoko30around)です。

産後クライシスって言葉を聞いたことはありますか?

出産後数年の間に急激に夫婦仲が悪化する現象のことです。


出産後、夫と不仲になったり、夫に子どもを触られたくない、夫に触れられるのさえ嫌だという女性の声を何度も聞いたことがあったので、出産後の女性に一体何が起きるのか、自分でも知りたかったし、夫にも知ってほしかったのでいくつか参考になりそうな本を購入しました。

そのなかでも具体的でわかりやすく、プレパパや新米パパに、もちろんママにもおすすめできる産後クライシスや産後のママがどのような状況になるのかを解説している本3つをご紹介します。
 

ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋


この本にはママがイラっとするパパの言葉シリーズがずらっと並んでいて、読んでいるこっちがイライラいましたが、こうやって夫婦がすれ違っていくんだなぁと思う例がたくさんありました。

例えば、崖から落ちそうな精神状況のママに手を差し伸べずに近くで「がんばって!」と声援をかけるパパ。

そんなことされたら、いっそのこと崖から落ちてそのまま夫とバイバイしたいってママは思いますが、パパは「え?育児大変そうだからねぎらいの言葉をかけたのに・・・」という心理状況。

ママは育児が大変だからパパが手を差し伸べて一緒に育児をしてくれることを望んでいるのにパパは察してくれない・・・みたいな感じです。

ママに言ってはいけない一言やパパの思いやりが逆効果になるような例は、読んでおいて損はしないと思います(笑)


知っておくべき産後の妻のこと


産婦人科医が男性目線で産後の妻がどうなっていくのかをデータ・エビデンスとともに解説しているものです。

男性でも受け入れられそうな仕事で用いるタスク解決方法を例にした提案もあるので、仕事人間のパパさんにもおすすめです。

男性向けの書籍であるものの、女性にとっても自分が産後どのようになるのかを客観的に見ることができるので、私は実際にマタニティブルーズになったときに冷静に受け止めることができました。

ママは悪くない!子育ては“科学の知恵”でラクになる

こちらはコミックエッセイなので活字が苦手な方におすすめです。

産後クライシスという言葉はNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」で名づけられた言葉なのですが、その放送内容をベースとした書籍です。

こちらも脳科学の視点でエビデンスを元に解説してあります。

なかでも私の中で印象的だったのは「人見知り」や「我慢ができないこと」はネガティブなものではなく、脳の成長発達によるものでいずれ解決していくもの、そしてそれは子供が順調に育っていっている証拠であるというものです。

また、母乳をあげられる母親と違って父親は子供をちゃんと愛せるのか疑問でしたが、父親も子供と触れ合うことでオキシトシンが出るという記述を見て、少し安心しました。

そのオキシトシンという愛情ホルモンのせいで、育児の邪魔をするものは全員敵認定されるというのも面白かったです。


我が家では3冊とも産前に読んでいたおかげか、今のところ産後クライシスは訪れていませんし、マタニティブルーズをうまく乗り越え、産後うつを避けられたように思います。

マタニティブルーズ?マリッジブルー的なやつ?
私はマタニティブルーズにならないよ、って思っていました。

ほんと、産後を舐めてましたね。
しっかりマタニティブルーズになりました(;'∀')

そんなどん底のときに夫がすべて受け止めてくれ支えてくれました。
そのおかげで今があり、子どもを心から愛することができています。
とてもとても夫に感謝をしています。

なので、これから子供が生まれるプレパパ、新米パパになったばかりで妻がイライラしているけどその理由がわからない方には3冊とも読んでいただきたいっ!

もちろんママも、自分の体のことを科学的に理解し事前に知っておいたほうが突然訪れるマタニティブルーズとうまく向き合うことができるかもしれないのでおすすめです。