大家さんにOKもらって取り付けたエアコンでトラブルに巻き込まれた話。


ももこ(@momoko30around)です。

今日は賃貸の退去後に起きたトラブルの話です。

入居前に大家さんの許可をもらって取り付けたエアコンがあったのですが、退去後にとんでもない話になったのです。


入居前のやりとり

賃貸物件の内覧をした後に、下記条件を不動産屋を通して大家さんへ伝えてもらいました。

  • エアコンがついていない部屋にエアコンをつけたいので、穴を開けることを許可してほしい
  • 礼金1ヶ月を0にしてほしい

この2つがOKであれば契約します、と。

不動産屋からは「フリーレントついているし、礼金0はムリだと思うよ」と言われましたが、聞くだけ聞いて!とお願いして聞いてもらいました。

内覧した時期がオフシーズンだったこともあってか、エアコンの穴開け&設置OKのみならず、不動産屋からはムリだと言われていた礼金0もOKという結果となり、その賃貸物件に住むことになりました。

礼金0がOKな理由は、「エアコンの設置費用もかかるだろうし・・・」ということでした。

ちなみに仲介をした不動産屋は大手不動産屋ではなく、地元密着型の昔からある家族経営の不動産屋で、担当してくれたのはそこのおばちゃん推定60代。

賃貸契約当日に更新時に20%も不動産屋が持っていくという話をサラッとされたので、その時点でちょっと嫌な予感はしていました。

でも、大家さんは地元の地主さんで80代ぐらいのとても感じの良いおじいさまだったので、何の疑念もなく賃貸契約をし、しばらくお世話になりました。


退去前通告

しばらく賃貸ライフを楽しんでいたのですが、物件購入に伴い、住んでいる賃貸の契約を解除する必要が出てきました。

契約書には、退去時には退去日の一ヶ月前には不動産屋を通して行うこと、と書いてあったので、余裕を見て二ヶ月前に不動産屋へ出向き、退去の意向を伝えました。

なぜ二ヶ月も前に通告をしたかというと、住んでいる間にウォシュレットを設置したものの、次の家で使わないため、そのまま置いていっていいか確認してほしかったからです。

もちろん、撤去してくれと言われたら外して粗大ごみに出すつもりだったのです。

しかし、不動産屋は大家さんへそれを伝えるのを完全に忘れていて、退去日から一ヶ月前を切った時点でしびれを切らした私が再度不動産屋へ出向くと、あわてて大家さんと一緒にウォシュレットを見に来ました。


ウォシュレットは置いていってOK

大家さんはウォシュレットを見て、置いていっていいよ~と快く言ってくれました。

まぁ、ウォシュレットあったほうが、住宅設備としては上がりますし、ぶっちゃけこのウォシュレットはおしりがひんやりするのが嫌でつけたものなので、本来の洗浄機能は全く使っていませんでした。

大家さんは家全体を見回していたので、

「エアコンはあそこにつけたんですけど、夏はあれがなかったらちょっと厳しかったです。次に入居する方もあったほうがいいと思いますよ。」

と私は言いました。

というのも、正直、エアコンの取り外し費用と処分費用も結構高いので、エアコンを置いていきたかったのです。

大家さんと不動産屋は「あーあそこにつけたんだねー、ふーん。」って感じで具体的なリアクションはなく。

最後に大家さんが一言、「部屋はきれいに使ってくれているから、たぶんクリーニングだけで済むと思う。だけどね、残存物が一番困るのよ。置いていかれるとすごく困るの。残存物はダメだからね。」

と、目力強めに言われたので、あー、エアコンはやっぱり置いていっちゃダメだったか~仕方ない、持っていくかーと心の中で思い、私たちは残存物がないよう、前もって粗大ごみの申し込みを行い、迷惑がかからないようにすると伝えました。

この、エアコンについてのお互いの認識合わせがちゃんと行われていなかったため、今回のトラブルにつながったのです。


退去当日のエアコン取り外し

引っ越し屋さんが到着する前にエアコンの取り外し業者が来て、エアコンを取り外し、エアコンのダクト穴にパテを埋め込んでました。

穴を埋めるのにパテなの?普通、スリーブじゃ・・・

と思いましたが、引っ越し業者が手配したエアコン業者だったし、引っ越し当日でバタバタしていたのでそこまで気にせず、着々と引っ越し準備が進み、なんとか新居へ引っ越すことができました。


退去後、不動産屋から怒りの電話が・・・

新居で荷物を開梱してヘトヘトになっているとき、不動産屋から電話がありました。

ちょっと嫌な予感がしたのですが、的中してしまいました。

あなたたちさ、エアコン持って行ったの!?」と、怒りというか呆れているような言い方でした。

私たちが持って行ったエアコンというのは、賃貸でもともとついていたエアコンではなく、自分たちで買って取り付けたものです。

そのエアコンを持って行ったことが常識ではありえないと言うのです。

でも、契約書には原状復帰をすることと書いてあるし、ウォシュレットを内覧してもらったときに「残存物は絶対ダメ」と言われたので、私たちとしては原状復帰したし、残存物もないようにしたと主張しました。

しかし、不動産屋の主張は、「あなたたちがエアコンを取り付けたいと言ったから、礼金を0にしたのよ。それでエアコンをつけたわけでしょ?そしたら、そのエアコンは普通・・・置いていくでしょ!?私たちの常識からすると、そのエアコン持っていくなんて考えられないわけよ!」だそうで・・・。

なんなんですかね、不動産屋の常識って( ゚Д゚)

礼金浮いた分でエアコン買ったんだから、そのエアコンは大家さんのモノでしょ!という主張です。

もう常識どうこう話をしたところで、人によって常識は異なるし、このおばちゃんと話をしても先に進まない。。。と思い、契約書を盾にしたところ、油に水をそそいでしまったようで不動産屋の怒りがヒートアップしてしまいました(・ω・)

「エアコンはもう取り付けちゃったの!?」と言い出し、いかにも取り外して持ってこいと言わんばかりの勢いでした・・・。

しかも、「エアコン取り外した跡が汚いのよ、普通じゃありえない施工しているわけ!」と言い、施工業者の施工内容についても文句を言い始めたので、具体的に何がどうあり得ない施工なのか?と聞くと、「私は直接見ていないからわからない!」と逆切れw

わからないものの文句を言うなーーーwww

さらには、預かってもらっている敷金からエアコン購入・設置費用を引くようなニュアンスまで言い出してきたので、こちらも殺意を覚えました(*´ω`*)

そういうやり取りをした後、不動産屋もらちが明かないと分かったのか、いったん大家さんと相談する、ということで話は終わりました。


大家さんと直接対決・・?

不動産屋は私との話が終わった後すぐに大家さんと話したようで、約1時間後に不動産屋から電話がありました。

「エアコンの件だけど、大家さんにあなたたちの主張(原状復帰、残存物0があったからエアコンは取り外して持って行った)は伝えたのね。それで、これからのことは大家さんと直接話してくれない?」

と言われ、なんのための仲介業者なんだと思いながらも、大家さんの連絡先は知っていたので、この後どうなるのか不安を抱え緊張しながらもすぐに電話をしました。

大家さんへは、
  • 不動産屋からエアコン撤去の件でご連絡をいただきました。
  • その件でお互いに認識のずれが発生しています。
  • まず、われわれは契約書通り、原状復帰をしました。
  • 内覧時に残存物は絶対にダメと言いましたよね?
  • ウォシュレット以外は特に置いていくものの話をしていませんよね?
  • エアコンについては、本当は置いていきたかったんです。大家さんが置いていって、と言ってくれれば、こちらは置いていくこともできたのに、そんな話は一切出ずに、残存物0を強く言いましたよね?
  • こちらは原状復帰のためにエアコンの撤去費用を支払ってでもエアコンを外したんです。
  • なんだったら、今からエアコン持っていきましょうか?
ということを淡々と伝えました。

すると、大家さんは「あー、そういうことだったのかー、わかったわかったー。でもね、施工業者が穴を粘土みたいなパテで埋めて帰っちゃってさ~あれは施工が汚いよね~、仕方ないから自分でスリーブ買ってつけるけどさ~。それで、新居の住み心地はどうだい?そうかそうか、リフォーム大変だねぇ~、外壁っつーのは結構大変だよ?雨漏りなんかもねぇ・・・・」

と、もう全然別の話を振ってくる始末w

どうでもいい世間話をしつつ、じゃ、お世話になりました!と電話を切りました。

どうも、大家さん的にはエアコンは残していってくれるとそりゃありがたいけれども、という感じだったっぽくて、それを不動産屋が話を大きくして私たちに伝えたようです。

すべての話をややこしくしたのは不動産屋じゃん・・・(・ω・)

と思いましたが、すぐに不動産屋と縁を切りたかったので、特にアクションは起こしませんでした。

そして、後日、クリーニング代を敷金から引かれて敷金が無事に返金されました。
エアコン代は引かれていなかったと思います(*´з`)

そもそも、大地主さんで物件ひとつひとつの収益にケチケチしているような人ではないので、エアコンなんぞで文句言うような方じゃなかったんですよね。

みなさんも、賃貸物件に自分でエアコン設置した後、取り外すときは必ず大家さん(不動産屋?)の意向を確認しましょうね~

常識っていうのがあるらしいのでw
あー疲れた(・ω・)