経験者は語る。持株会をすすめない理由



こんにちは、アラサーOLのももこです。

今日は、これから投資デビューをする方向けに、持株会について私の経験を交えてお話したいと思います。



持株会との出会い

まず、私の投資デビューは、社会人2年目でした。

会社の持株会になんとなーく周りが
「やったほうがいいよ」

という言葉に流され、毎月給与天引きでコツコツ積立投資を行っていました。
しかも貯蓄の100%を持株会にまわしてしまいました。
後で考えると、ここが大きなミスです。

持株会は、会社によって奨励金を出すところがありますが、一般的には5%だそうです。
例えば、毎月1万円の積立であれば、1万500円分が積立られます。
ここでは、500円分が奨励金として会社から出されるんですね。

会社によっては5%以上の奨励金を出すところがあるので、こんな低金利の時代には考えられないくらいの利子がつくと思うと、なんだかお得な感じがしますよね?
私もそう思っていました。

株価や業績が好調な時は良いんです。好調な時は。

でも、業績が下がり、株価が下がり続け、含み損を抱えたとき、ものすごく不安にかられ、持株会を全解約して損切りしようかどうか、何年も悩んだ経験があります。

持株会に入って学んだことは、自分が働いている会社の株を買わないこと(笑)

その理由は、

とにかく株価が気になって仕事に集中できないから!!

こんな理由で持株会をやらないのは私ぐらいでしょうか....?

含み損を何十万円も抱えたぐらいで、人ってこんなにも不安になり、最終的には

「このまま最安値を更新し続けたら?」

「買収されちゃったら?」

をぐるぐると永遠ループで考え続けるという悪循環に(笑)
今こうやって笑えるのは、運良く損切りなしで売却できたから。

利益出るなら持株会に入った方がいいじゃないか!

と、思われそうですが、おそらく次の会社もその次の会社でも同じように持株会があったとしたら、絶対に加入しません。

事実、その当時の会社で持株会に加入していない上司2人と話したとき、同じような経験談でした。

それは、「会社が倒産(または上場廃止)して、株が紙切れ同然になったから持株会に加入しなかった。」と。

普通、株を買ってもメディアから報道される情報や株の掲示板等ぐらいでしか判断材料を得られませんが、実際に働いている会社の株を持っているとなると、良くも悪くも色んな情報が入ります。

業績好調な会社は良いですが、それがずっと続きますか?
難しいですよね。

持株会の良いところは、

・奨励金があること
・給与天引き
・購入時手数料がかからない
・運用管理費がかからない
※会社によって違いますので、会社の持株会の制度を良くご確認ください。

というところでしょうか。

持株会については賛否両論ありますので、持株会が自分に合っているかどうか見極めてから加入することをオススメします。